長崎感染制御ネットワークとは
院内感染の専門家や担当者からなるネットワークを構築し、
地域における院内感染対策を支援します。
皆様におかれましては益々ご健勝のこととお慶び申し上げます。
さて、2007年に長崎感染制御ネットワークを設立して以来、皆様方から多大なるご協力をいただきながら、毎年、実り多い講習会や実習を開催しております。また、多数いただくご相談や、各施設へのサイトビジット(ラウンド)を通じて、地域における密接な連携を構築するとともに、支援に赴いた私共も非常に勉強となっている次第です。
平成24年度からは、長崎県の委託事業として、「院内感染地域支援ネットワーク事業」を主催しております。これまでの活動が評価されたものと自負するとともに、ますます活発な活動を行って参りたいと思います。
皆様のご協力なしに、このネットワークを充実させることは困難でございます。何卒、ご協力を賜りたくお願い申し上げます。長崎感染制御ネットワークの目的、内容をご理解いただき、是非とも、多くのご施設の方にネットワークにご参加いただければ幸いです。院内感染対策に関して、「相談したい」、「見に来て欲しい」などありましたら、お気軽にお問い合わせください(サイトビジットに係る費用はこちらで負担いたします)。
長崎大学病院感染制御教育センター長
泉川 公一
事業の目的
長崎県において、院内感染の専門家や担当者からなるネットワークを構築し、
医療機関が院内感染予防及び院内感染発生時の対応等について相談できる体制を整備することで、
地域における院内感染対策を支援することを目的とする。
主な事業内容
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01
日常的な相談対応
地域の医療機関(独自の感染制御医師、感染管理看護師等が不在の中小病院や診療所等も含む)からの院内感染対策に関する相談に日常的に対応する。
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02
研修会等
各医療機関からの院内感染に関する状況報告、相談・支援のための定期的な会議、及び、感染対策に関する研修会等を行い、地域全体で情報の共有化を図る。
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03
院内感染事例の情報収集
地域の医療機関において発生した院内感染事例の収集、解析、評価を行い、地域における院内感染対策に寄与する。
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04
サイトビジット(ラウンド)
感染対策担当者による院内感染対策に関して、相互にサイトビジット(ラウンド)を行い、日常的な協力を行う。
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05
アウトブレイク発生時の支援
アウトブレイク発生時には感染拡大防止に向けた支援を行う。
上記内容を中心に活動して参りたいと思いますので、院内感染対策に関して「相談したい」「見に来て欲しい」など、ご要望がございましたら、お気軽にご連絡下さい(費用はこちらで負担いたします)。